ウイスキーといえば「シングルモルト」や「ブレンデッドウイスキー」が有名ですが、「ブレンデッドグレーンウイスキー」というジャンルがあるのを知っていますか?
この記事では、ブレンデッドグレーンウイスキーの特徴や味わい、代表的な銘柄について分かりやすく解説します!
ブレンデッドグレーンウイスキーとは?
ブレンデッドグレーンウイスキーとは、複数の蒸留所のグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキーのことを指します。
一般的なブレンデッドウイスキーは、「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」をブレンドしたものですが、ブレンデッドグレーンウイスキーにはモルトウイスキーは含まれません。
グレーンウイスキーのみをブレンドすることで、より滑らかで飲みやすい仕上がりになります。
グレーンウイスキーとは?
そもそもグレーンウイスキーとは、トウモロコシや小麦などの穀物を原料に、連続式蒸留機(カフェ式蒸留機など)で蒸留されたウイスキーのこと。
シングルグレーンウイスキー(1つの蒸留所のグレーンウイスキー)とは異なり、ブレンデッドグレーンは異なる蒸留所のグレーンウイスキーを組み合わせることで、より深みのある味わいを作り出します。
ブレンデッドグレーンウイスキーの特徴
① 軽やかでスムースな口当たり
ブレンデッドグレーンウイスキーは、シングルモルトやブレンデッドウイスキーと比べてクセが少なく、非常に飲みやすいのが特徴です。
穀物由来の甘みやバニラのような香りが感じられ、アルコールの刺激も控えめ。
② シングルグレーンよりもバランスの取れた味わい
シングルグレーンウイスキーは蒸留所ごとの個性が強く出ますが、ブレンデッドグレーンウイスキーは複数のグレーンウイスキーをブレンドすることで、よりバランスの取れた仕上がりになります。
③ ハイボールにすると飲みやすい
クセの少ない味わいなので、ハイボールにするとスッキリとした爽やかな飲み心地に。ウイスキー初心者でも飲みやすいスタイルです。
代表的なブレンデッドグレーンウイスキー
① ヘドニズム(Compass Box)
グレーンウイスキー専門のブレンデッドウイスキーとして有名な1本。
バニラやココナッツのような甘い香りと、まろやかな口当たりが特徴。
② グレーンストーム(Douglas Laing)
複数のスコットランド産グレーンウイスキーをブレンドした1本。
スムースで柔らかな味わいと、フルーティーな香りが楽しめます。
③ サマローリ ブレンデッドグレーン
イタリアの独立系ボトラー「サマローリ」が手掛けるブレンデッドグレーン。
複数の熟成グレーンウイスキーを組み合わせた、甘くリッチな風味が特徴です。
ブレンデッドグレーンウイスキーの楽しみ方
✅ ストレートで楽しむ → まろやかな甘みをダイレクトに感じられる
✅ ハイボールにする → 軽やかで飲みやすく、初心者向けにもおすすめ
✅ カクテルに使う → マイルドな風味なので、カクテルのベースにも最適
まとめ
ブレンデッドグレーンウイスキーは、グレーンウイスキーのみをブレンドした、軽やかで飲みやすいウイスキーです。
「ウイスキーのクセが苦手…」という人にもおすすめで、ハイボールやカクテルで気軽に楽しめます!
初心者から上級者まで楽しめるジャンルなので、ぜひ一度試してみてください!